水晶の涙
「よかった…無事で…」
『あ、あの…カイ君…?』
ぎゅうぅっと、効果音が付きそうな位い私を抱きしめ続けるカイ君
と、
「青春だねーっ♪」
ニヤニヤと、ある意味、凄い笑顔で私達を見るルナ先生
『か、カイ君!その…』
「…わ、悪い!」
ルナ先生の視線に気づいてか、急いで私から離れ、欝すらと頬を染めながら頭を掻く
その姿を見て、ますますニヤニヤとするルナ先生
「やっぱり…二人とも、付き合ってるの?」
「な、何言って…っ!」
『ち、違いますよ!』
先生の有り得ない言葉に、カイ君は益々顔を赤くして、私も、カイ君に負けない位、顔を真っ赤にして必死に否定した