水晶の涙
「毎日毎日…お前、食い過ぎ。いい加減痩せろ。早死にするぞ。」
ライン君が男の子のお腹を叩くと、良い具合にポヨンと揺れた
男の子は、ライン君に言われた事を全く気にしてないのか、バリバリと音を発て、そのままポテチを食べつづける
「食べ物を食べて死ねるんなら、それはそれで僕は嬉しいけどな。」
「お前なー…」
『…えーっと…?』
目の前で進む会話にどうすればいいのか解らず、ただただ首を傾げる私
そんな私を見て、ライン君は申し訳なさそうに、私を指差した
「誰だ?ソイツ。」
男の子は一瞬、ポテチを食べてる手を止め、私を珍しそうな目で見た
けど、直ぐに食べるのを再開