水晶の涙



『…ふふっ』


こういうの
何か、いいな

目の前の4人のやり合いに
何んていうか…

心が、ほぅ…とした


「…何一人で笑ってんだよ、アリア。」


『何でも無いよっ』


「えっ!?アリりん、何か面白い事あったん?ウチにも教えてーっ!」


「ちょ…僕のお肉摘んだままなんでs…」
「あ、私にも教えて!」


ジュンちゃんが、リオ君のお腹の摘んだまま、目を輝かせて私に近づくので、思わず
『…ふ…っっ』
と笑いに堪える様な仕種をした


それに気づいたライン君が、リオ君のお腹のお肉に注目する

それに続いてカンナちゃんもリオ君のお腹に視線を向けるので、リオ君は不機嫌そうな顔で背を向けた




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