水晶の涙
昨日着始めたばかりのまだ新しい制服を身に纏って、急いでリビングに繋がるドアを開ける。
「タナおじさん、おはよう!」
「おぉ、アリア…おはようさん」
コーヒーを飲みながらの、片手で新聞を読みながら、そうのんびりとした口調で話すのは…。
タナ・マサナ。
チナおばさんとは結婚していて、タナおじさんも私にとって大切な…。
お父さんの様な存在だ。
「あっ、イチゴサンド!」
机の上に綺麗に生クリームのトッピングがされているイチゴサンドを発見して私は目を輝かせる。
「チナのお手製だからな…お食べよ」
「うん!いただきまーす!」
甘い香を感じながら一口齧ると…。
「…美味しぃ…♪」
口の中一杯に、イチゴの甘酸っぱい味が広がった。
朝から気分上昇!…の中。
「(でも、生クリームって太るよね…)」
…ちょっぴり
体重の事が気になる私でした。