最悪女
「んー・・。母に任せますーキリッ!」

「そうねえー・・。じゃあ、お赤飯とヨーグルトサラダと・・・」

でも、お母さんの口から出てくる料理の名前を聞いて
絶対に!!

絶対に!!!!

期待なんかしてはいけません。

なんでって?

家に帰るまでに、今さっき述べていたことを忘れて・・

他の料理になるから(笑)

「母よ・・期待はしないよ・・。」

「あらぁー。期待してていいのよ?」

「期待するだけ損するからしないー。」

親子の会話には聞こえない。
まるで友達同士だ。

家でもこんな感じなのかとよくいわれるけど、実際そうなんだよね・・。
家でもこんな感じなんです・・(涙目)

そんなこんなで入学式も済ませて、その日の夕飯は先ほどのメニューとは
とってかわり、また私はため息をついて翌日を迎えた。


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