いじわるだけど好きな人

先輩、と声をかけようとしたら先輩が口を開いた。

「樋浦。お前らのクラス、何やんだっけ?」

…はい?!

委員会でこの前それぞれ言ったのに…。

「き、喫茶店ですけど…?」

首を傾げながら先輩に言うと、何故かため息をつかれた。

え、何??なんかだめだったのかな…?

「衣装は?樋浦、ホール係?」

「えっと…メイド服っぽい可愛い感じの制服で…。私は厨房のほうで、準備ですけど?」

そう言うと、今度は安心したような表情をした。
なんなんだ…?

< 145 / 240 >

この作品をシェア

pagetop