いじわるだけど好きな人

「だから…俺のいない間にまたあんなことあったりしたらヤダし、浮気されてもヤダし、他のやつが樋浦好きになったら…て思って。」

「せ、先輩!私浮気なんてしませんよ!私は先輩がいいんです」

言ってから私は顔が真っ赤になった。そんな私を先輩は微笑みながら見る。

「ありがとう。…大丈夫、か?俺、1年いねえけど」

「…大丈夫、です。だって、先輩の、将来かかってますし。私は邪魔しないで、見守ります。それくらい強くなりましたよ?先輩が原因のいじめで」

にこっと笑う。

< 198 / 240 >

この作品をシェア

pagetop