いじわるだけど好きな人
「さぁ先輩!やるからには、私はビシバシいきますからね」
あのあと、みっちりとしごきました。
だけど、一つ条件がつけられた。
それは…
「ご褒美あったほうがやる気出る!1問解いて、できたらキスさせて!」
という条件。 …断ろうと口を開こうとしたら、先輩に口を封じられた。先輩の唇によって。
「イヤとは言わせねぇかんな…?」
ニヤリと口の端を上げて怪しい笑みを浮かべた。
「い…いじわる…です、先輩…。こんなことされたら、…断れないじゃないですか」
「でも樋浦はそんな俺が、好きなんだろ?」
私の耳元で囁く。
「先輩なんか…好きじゃないんですからねっ!!」