いじわるだけど好きな人
乾かし終わってから先輩に聞くと、
「…や、来年はこうして、樋浦の二の腕とかお腹とかプニプニできないんだなって」
とかいい始めた。ちょっと!
頬を膨らませて拗ねていたら、嘘だよ、と言ってきた。
「…なー…。樋浦、…俺、今すっげえ樋浦のこと押し倒して抱きたい。…だめ?」
ビクッと肩が反応してしまった。…きたっ…!
「っ……。恐いです…けど、先輩なら、いいです」
恥ずかしさでつっかえつっかえだけどやっと言えた。