いじわるだけど好きな人
その言葉を言った瞬間、彼女たちの目が変わった。
「…なんですって?怖くない?もっとしてほしいの」
変な解釈をされたようだ。
ため息をついた瞬間、左頬に痛みを感じた。
平手打ちをされたのだ。
「いいわ。今日はこのへんにしてあげるけど、明日から容赦しないんだから。まだまだこれからってこと、教えてあげるわ」
捨て台詞を吐いて行く。
頬を抑えながらまたため息をつく。
「派手にやられてんね」
ふいに上から声が聞こえた。
この声は…。