トリプルトラブル【完】
突然の美紀の襲来に正樹は驚いて飛び起きた。
美紀の好意は嬉しい。
でもまだその時期ではないと正樹は考えた。
本当はすぐにでも抱きたかった。
亡妻・珠希と同じ香りのする美紀を。
ベッドの脇に脱いであるバスローブを美紀に着せる。
その後……
説得させるために抱き締めながら、欲望と戦った。
正樹の体は燃えていた。
もう耐えられない程煮えたぎっていた。
それを必死に押さえ込む。
それでも駄目で……
それでも無理で……
正樹はとうとう嗚咽を漏らした。
激しい欲念と格闘する。
この苦しみから逃れることが出来るのなら、思い切って美紀を抱こう。
そうも考える。
でもその後で、きっと凄まじい罪悪感に苛まれる。
それは解りきっていた。
美紀の好意は嬉しい。
でもまだその時期ではないと正樹は考えた。
本当はすぐにでも抱きたかった。
亡妻・珠希と同じ香りのする美紀を。
ベッドの脇に脱いであるバスローブを美紀に着せる。
その後……
説得させるために抱き締めながら、欲望と戦った。
正樹の体は燃えていた。
もう耐えられない程煮えたぎっていた。
それを必死に押さえ込む。
それでも駄目で……
それでも無理で……
正樹はとうとう嗚咽を漏らした。
激しい欲念と格闘する。
この苦しみから逃れることが出来るのなら、思い切って美紀を抱こう。
そうも考える。
でもその後で、きっと凄まじい罪悪感に苛まれる。
それは解りきっていた。