私と俺



いつものとこと言えば、資料室のことです。


資料室はなぜか、間宮くんの私物で溢れており、私と間宮くんはよくそこでさぼっております。



ガラー…
「間宮くん〜」


「…ん〜。真耶ぁ〜」


間宮くん、すげぇ眠そうww


「おはよ。」

「おはよ。こっちおいで?」



そう。間宮君には最大の武器がある。


それが…

「なに?」


「真耶ぁ〜。大好き〜ぎゅう〜」

ギュウッ


そうなんです。いつも無気力、無関心のくせに、私といると何故か凄く甘くなるという、天然な武器。
私は毎日その天然加減に心臓が死亡しそうです。


「間宮くん…ちょと恥ずかしい。放して?」


私も女なんでね。いっちょ前に照れますとも。


「なんで?真耶かわいから放したくない。」


グハァッ…
不覚にも鼻血が出そうです。


「……わかったよ。」

かわい過ぎて諦めてしまう私。


「い〜こ。ご褒美。」


「ごほう…チュッ……」


「真耶、あまぁい。ねぇ…もっと食べていい?」



< 3 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop