私と俺
いつものとこと言えば、資料室のことです。
資料室はなぜか、間宮くんの私物で溢れており、私と間宮くんはよくそこでさぼっております。
ガラー…
「間宮くん〜」
「…ん〜。真耶ぁ〜」
間宮くん、すげぇ眠そうww
「おはよ。」
「おはよ。こっちおいで?」
そう。間宮君には最大の武器がある。
それが…
「なに?」
「真耶ぁ〜。大好き〜ぎゅう〜」
ギュウッ
そうなんです。いつも無気力、無関心のくせに、私といると何故か凄く甘くなるという、天然な武器。
私は毎日その天然加減に心臓が死亡しそうです。
「間宮くん…ちょと恥ずかしい。放して?」
私も女なんでね。いっちょ前に照れますとも。
「なんで?真耶かわいから放したくない。」
グハァッ…
不覚にも鼻血が出そうです。
「……わかったよ。」
かわい過ぎて諦めてしまう私。
「い〜こ。ご褒美。」
「ごほう…チュッ……」
「真耶、あまぁい。ねぇ…もっと食べていい?」