あなただけのcolor
第四章☆ライバル

①不安

今日の屋上の空は今にも雨が降りそうな感じだった…




「沙来〜、今日は髪ストレートじゃん!そっちも可愛いよ!」


そう言って友香は触れようとした時…


隠す為にストレートにしてた髪が風で揺れて…





「ちょっ、ちょっと!沙来、どうしたのっ??何っそれっ??」



「…うん……」

「何っ??話してっ??」


「沙来っ!!」



友香は真剣な目で私の肩つかんで揺らす…




「うん…実はさ……友香休んだ日にね……」





お昼に屋上で響とご飯食べた事。

そこに女の子達が何組かいて見られた事。

女の子達に聞かれて付き合ってるって響が言った事。



放課後…あった事を話した。




涙でぐしゃぐしゃになって、途中から自分でも何を話してるかわかんないくらいだった…




友香も一緒に泣いてくれてた…



ずっと優しく背中をさすってくれた…




全然悪くない友香は

「私が側にいてあげたらっ…ごめんっ沙来ー!」


って抱き着いてきた。



ありがとう友香…


友香がいてくれるだけで私幸せだよ。



私には一緒にこんなにも泣いてくれる大事な友達がいる…



友香…大好きだよ…







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