あなただけのcolor
★ 沙来 ★



私は放課後………





女の子数人に尻餅状態の私を見下ろされて言われたんだ…




「本瀬さんだっけ?響先輩の何?」

「付き合ってるとかじゃないよね??」

「どういう関係っ??」




え…??



私はいきなりの状況に頭の整理がつかなかった…




「たいした顔でもないくせに!なんか勘違いしてるんじゃないっ?」

「なんとかいいなさいよっ!」

「どうなのか聞いてるんだけどっ!!」




私は……


「響と付き合ってる」



自分の足で立ち上がってそう言った…


何もやましくもないし、響は私の大好きな大切な人…


嘘じゃないし、隠すつもりもなかった…





そう言った瞬間ー!!





「あんた、いい気になるんじゃねーよ!このブスがっっ!」



それまで何も言わなかった女の子が私に罵声を上げた。



スタイルもよくて顔も整っててメイクも上手で綺麗だった。



そう言った彼女は私の髪をゆっくり触り……





バチーーン!!!




左頬を叩かれた。




あまりの勢いでよろけてしまった。










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