あなただけのcolor
シーンとした教室は静かだった…
時計の針が聞こえる…
「あんた、響と寝たの?」
綺麗な彼女は平然とした冷たい目で私を見てる。
え……
何??
何を言ってるか聞こえてる私の耳はそれを何回も頭の中でリピートする。
私はそれを聞いてくる彼女の顔をただ見てた…
聞いてくると言う事は…
まさか…と思ったから。
無言の私に、
「私、響と寝た事あるよ」
不安は的中。
更にその言葉はリピートし、ものすごいスピードで頭を駆け巡る……
そして的中した私はようやく理解から反応し、ものすごい顔をして言葉として反撃してた。
「だから何??それがどうかした??」
睨みつけた私の目は彼女に対する怒りとヤキモチが混ざってた。
途端に、
「ーっあんた、だから生意気なんだよっー!!」
綺麗な顔がものすごい剣幕な顔になった瞬間を見た。
あっっー!!
またくるっっ!!
歯を食いしばって強く目を閉じた…
ん??
あれ??
バチーーンとこない…
そーっと目を開けると…
高田くんが彼女の手を止めてた…