あなただけのcolor






高田クンーーー………




なんで??


えっ??



どうして高田クンが???




「悪ぃ本瀬、自分から約束しておいて遅れたな!」


高田クンはマズそうな顔を私に向けてその後少し笑った。



すっかりこの状況で私の頭から吹っ飛んでた約束…




こんな私だからこの状況から救ってくれた高田クンは衝撃的な助けだった…




「おまえら、なんかずるくねぇ??だし、こんな人数で一人に手上げてんじゃねーよっっ!帰れよっっー!!」



掴んだ綺麗な彼女の腕を振り下ろした。


高田クンの迫力ある声に私も驚きは隠せなかった。



ア然としてしまった。



彼女たちも同様だったらしく普通に引き下がり、教室を後にした。






時計の針だけがチクタクと聞こえる教室には私と高田クンだけになった…










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