あなただけのcolor
「…来…っ沙来……ん?」
「…ん?」
私は愛しい人の声を聞き惚れながらゆっくり目を開けた…
私の鼻と響の鼻がくっついてドアップの綺麗な顔があった…
響の瞳に私が映ってた…
「沙来?俺…情けねぇくらい好き……沙来にとってイイ男じゃねぇかも……でも高田だろーが誰だろーがこの気持ちは負けねー……」
「…うん…私もー…誰に何言われたって平気…私は響が全てで響を信じてる…だから離れないで……傍にいて………」
お願いにも似た告白…
今度は私から響の胸に抱きついた…
この先、不安になる事があるかもしれない…でも
大丈夫…
この胸は広くてあったかくて、力強い腕は私だけを包んでくれるから……
大好きなんだから………