あなただけのcolor
★ 響 ★



沙来はクルンとした丸い可愛い目で俺を見て言う。



「今、授業中なんだよぉ〜」



って……




こいつ自分で男の心理とかツボとか分かってんのかよ…



俺はその顔だけで、その少し笑った姿だけで襲いたくなった…


もうずっとこのエロ状態は最高潮だ……




「沙来??」


「ん??」




チュッ!



右頬。



チュッ!



って左頬に。




「早く良くなるおまじないぃ〜」と俺は言った…



クスッと笑って俯く沙来…



あぁ〜、こんな小さな事が…

こんな小さい仕草が…

見れる瞬間が幸せって事かもしれない…




もっと、


もっともっと沙来と話したい…


これからもずっと沙来の隣で…



沙来……


「俺たち、お互いこれから何でも話していこうなっ!」







「…………うん…」



沙来はそう言ってくれたんだ…








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