あなただけのcolor
でもでもすごいのはこれからだった。
学校No.1イケメン『園田 響』の彼女は『本瀬 沙来』って噂はたちまち学校中を駆け巡ったようだ。
クラスの子はもちろん、他のクラス、二年や三年までもが指を差してなんか言ってた。
ずっと友香は怒ってた。
ずっと私がなだめてた。
しまいには
「なによ、言いたい事あるならはっきり言えば?悔しいんでしょ!」
って…
ありがとうね、友香。
助けてもらってばかりだね。
今日一日中朝からそんなだったから、放課後も部活もそんな目は慣れてしまった。
学校No.1イケメンという存在は彼女の居る噂は関係ないらしく相変わらず応援する女の子はたくさんいた。
いつもと違うのは、私への嫉妬のような言葉が聞こえるくらい。
私と響は噂が広まっても学校内で、部活中に、どうする事も特になかった。