あなただけのcolor

「沙来のお母さんってなんかいいな!」


「えっ?普通だよー」


「なんかあったかいっていうか…家の中も…」


響の目はいつもと違う目だった…

少し遠くを見てた…



「…響…?」




バタン!


お母さんだっ!


「あらあら〜、沙来〜素敵な彼ねぇ。」


初対面のくせにお母さんはあれこれ聞いてきて本当困ったんだから。


響はそんなお母さんに対して優しい声で笑顔を見せながら答えてた。


結局、お母さんの質問攻めでこの日はバイバイになった。


まったくお母さんってば!!


「また今度はご飯食べに来なさい、その時はお父さんと康太もね!」


お父さんと弟の康太も??


響も「はい」って…



ま、でも響もよかったって言ってくれたし結果オーライって感じかな。




でも…



響がどうしてあの時、そんな目をしたのかはまた後で分かる事になった…










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