あなただけのcolor


部のみんなも高田も俺たちが付き合ってる事は知ってる。

何か言うやつもいない。

もちろん沙来に何かするやつもいない。


でも高田の沙来を見る目は違う…


沙来は気付いてるだろうか…

いや気付いてないな…多分。

沙来は隙だらけだからな…


大丈夫かよ…海とか行っても…



っつーか、マジで水着姿はやばかったなぁ…


あんな細いのにやっぱり大事なトコにはしっかりついてるんだよな…


触ったのと見るのはまた違うな…


手の感触が急に蘇る………

………


部室で一人、思考は完全妄想エロモードになってた俺…



コンコン…



「響ー、お疲れ様!」


入ってくるなり沙来が後ろから飛び付いてきた。


柔らかい二つの胸が背中にぴったりとくっついた…


沙来の髪と頬が耳にあたる…


「もう書き終わるぅ〜?」


「おっ、おう今…」


エロモード思考が背中に実現したもんだから、俺はゆっくりと落ち着いて息をした…


落ち着け…


「あ、今週末は海だよなっ?俺かなり楽しみなんだけど」


「うん!楽しみぃー!!早く行きたぁい!」


ピョンピョン跳ねてる…

離れてくれてよかった…


のか??



とりあえず、喜んでる沙来の顔は無邪気だったから俺もおでこにキスで済むことができた…









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