あなただけのcolor
★ 響 ★


どっから一体こんな人が来てるんだよ。

砂浜が見えないんじゃないかと思うくらいの人…


そんな人の多さに多少苛立ちがあるものの、

沙来の水着姿を見るだけでなんでも許せる感じだった…


腕が触れるかどうかくらいのきょりに座ってる沙来はあまり俺の方を見ない。


俺はあまりの可愛さにずっと横みて話する…

こんなに人がいても絶対すぐに見つけだせる自信があるくらい…

目がくぎづけとはこういう事かも…


白い肌に細くて華奢な身体…胸は…小さくない…


ってか俺、エロい…


サングラスしててよかったかも…

やばい顔がバレそうで飲み物を買いに行く。


何人ものうるせぇ女たちが声かけてきた。

当然無視…か断る。


話かけんなよ、うぜぇ。


馴れ馴れしく腕に絡み付いてきた女。

なかなか離さない。

沙来と海来てんのに…邪魔すんな。

おい、マジで……怒るか…
大声出しそうになった。






「…きぃー…!!」






大好きな沙来の声を聞き間違えるはずがなかったー……







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