あなただけのcolor
★ 沙来 ★




響に話した…あの日教室であった事で綺麗な彼女とは部室で会った矢崎さんだって…


そして彼女に頬ぶたれた後に発した言葉を…



「響と寝たって……」



響の胸で俯きながら話すと響がどんな表情してるか分かんない…


でも…


黙ってる事が苦しくなって…


もしかしたら彼女にもこんなキスを…って…

嫌だってまたヤキモチが急に大きくなって不安になったの…


「…沙来、俺本気で好きになったのは沙来だよ…遊びや流れで適当にヤッた事もあったけど…気持ちなんてなかった…」



「だから矢崎には悪い事したし、もう半端な事は絶対しない…俺には沙来だけで十分……こんなに鼓動が熱いんだから…」



ドクンドクン…



響の心臓はすごい音と早さだった…


私と同じ気持ち…


響を信じてる…


響も私を信じてる…


「うん……、私も響だからこんなに熱い…気持ち止められないよ……」


響の気持ちをまた改めて聞くと胸が締め付けられたみたいに苦しい…



私はもう一つも話した…





高田クンから助けてもらった日に告白…の後、頬にキスー……



言い終わる瞬間!




っっー……!!





私の体は後ろの響のベッドへ簡単に押し倒されてしまった…




私は上から見下ろしてる響の目を見てた…











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