あなただけのcolor
「嫌いになんかなる訳ないだろ…馬鹿。こんなに好きなのに……大好きだから…」
「うん……」
「ずっと傍にいる…俺は沙来のモノだから…ヤキモチばっかで俺カッコ悪ぃな…」
「フフっ…こんな響、学校じゃ見られないよ」
沙来の手が俺の頬を撫でて
「カッコイイ響もカッコ悪い響も全部好き。大好き!」
まだ睫毛が濡れてる沙来はそう言って笑った…
可愛いくて…
愛しくて…
誰にも渡したくなくて…
こんな傍にいるのに不安だったり…
沙来を好き過ぎて…
カッコ悪ぃ…
何があろうと絶対離れない…
ずっとだ…
強く強く抱きしめた…
強く…
沙来との気持ちが決して離れないよう…
でも沙来の胸をちょっと触ったら浴衣が着崩れるからと手を止められた…
残念。