あなただけのcolor
★ 響 ★



キンコーン。


「悠斗、悪ぃ今日も昼…」

「おぉ~熱いねぇ、別に気にするなよ。いってらっしゃい~」



早足からかけ足へと変わり、部屋の前で一呼吸整えてから、


「沙来…」


視聴覚準備室は薄暗く、日差しがカーテンから漏れてる…

でも沙来の姿はすぐに分かった。


「響!」



ドンッ……



小さい体がすっぽり胸の中に納まり抱きついてくる沙来。


「早かったな。しかも暗いのに…違うやつだったらどーすんだよ」

「分かるもん!大丈夫だもん!大好きだから…」


嬉しかった。

こんな事好きな子に言われて何とも思わないやついねぇ。

そして何もせず我慢できるやついねぇ。


沙来の髪を撫でて

おでこにキス…



沙来の頬を触って

頬にキス…



沙来の唇をなぞって

キス…



目も慣れてきたせいで表情がよく見える。


軽くキスしただけで沙来の目はトロンとしてる…


上目使いで口が少し開いて見つめられたらものすごい衝動が襲ってきて





エロい俺は攻め立てるようなキスをした…











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