あなただけのcolor
★ 沙来 ★




暗くてはっきりとは見えないけどこの至近距離で表情は分かる…

響の早い鼓動や熱い吐息…

耳にかかる甘い声…

そして溶けちゃいそうなキス…



もう私の頭の中は響のキスだけで他には考えられなくて…


もっともっとキスして欲しい…

もっともっと唇が繋がっていたくて…

もっともっと激しく求めて欲しいって…


私の手は響きの後頭部へと移動して更に密着してキスを自分から求めた…



もっと、して。



それの気持ちに応えるかのように

響の手は制服の中に手が入って意図も簡単にホックを外され…



「…っっーー…!」



響…変な声でちゃいそうだよ…

我慢しきれないのにまたキスで遮られて


ダメ?ってそんな事聞かれてイヤな訳ないよ…

大好きなんだもん…


響の唇は私の首を這うように沿って降りて前と同じ場所へシルシをつけた…

ゾクゾクした。


体中すべてにシルシをつけて欲しいと思った…


私は響のだって…


すると響の手は休むことなく、私の足をその熱い手で触りスカートの中へと入ってきた…


一瞬体が反応して声が出そうになった。



私は愛しい彼の顔を見て


「響だったら何されてもいい…」


なんて恥ずかしい言葉を言っちゃった…



だって本当にそう思ったから…


大好きなんだもん…




して欲しいって…




一つになりたいって…










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