あなただけのcolor
響はすこしだけ私をじっと見つめて、
「…沙来、無理しなくていいから…俺あせってるかもしれないけど沙来の心の準備できるまで待つよ…」
違うよ、大丈夫だよ…
したいって思ってるのに…
体が勝手に反応しちゃうんだ…
「…響…私、大好きな響としたい…して、欲しいの…」
もちろん私は俯いて言う。
耳まで真っ赤のはず。
暗くて分からないはず…多分。
「沙来、いいの?俺もしかしたら途中で止められる自信は…う~ん分かんねぇ…」
「…いいの……響に抱いて欲しいの…」
もっといろんな
もっと傍で
もっともっと感じたい…
私の全てを響のものにしたい…
響だけにしたい…
強く結ばれたいって思った…
フワッと優しく抱きしめられて
「沙来…今ここでする…?」
………
うんって頷こうとした瞬間、
グゥーーー…
えっっ!!
私のお腹!!
恥ずかしいぃ~!!
なんでもう~!こんなときなの??
こっちの体の反応も正常だったらしい…