あなただけのcolor



二時間目の授業中、友香から手紙が来た。


『昨日、保健室で何かあった?』



ん??



『意味不明?何?どーいう事?』


『昨日、沙来を保健室まで運んだのは響先輩だよっ!』



って




『えっっーー!!!』





私は手紙を握ったまま、大声を出してしまった。



先生に注意されたのは言うまでもなく。




友香に目ですごい合図をして口だけをパクパクさせてる。




信じられない、本当???


嘘だ。


でも本当ならもっと嬉しい。


まさかアノ人が私を??



頭の中でグルグル…



考えても考えても理解できない。

授業終わったら友香に聞きたい。早く早くとにかく聞きたい。



キンコーン。



誰より早く席を離れ、友香のもとへ。




「どーなってるのっっ!どーいうことっっ??」








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