あなただけのcolor
★ 沙来 ★



「ちょっ…友香!何?どこまでっっ…」


手を強く握ったまま友香は歩き続ける…


「友香??」



「絶対、許せない…絶対見つけて説明させる!とっつかまえるんだからっ!!」


「…友香……」


ジーンと目頭が熱くなってきたのが分かった…

繋いでる手とバッグを持つ手で塞がれてる私の両手。

溢れた涙は友香への感謝の気持ち。

涙を拭えない私は泣き泣きの状態で街中を歩いてた…


友香ありがとう。

私の為に、こんな事…

久しぶりのショッピングなのに…


嬉しさが込み上げてくる…


やっぱり友香は1番の友達。


友香、最高だよ…




「あっちの方もう一回行ってみよ!」


「う、うん」






少ない人通りへ入りまたちょっと歩くと公園が見えてきた。













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