あなただけのcolor
「…沙来…大好きだよ……」
耳元でそっと囁かれるたびに胸がキュンとなる…
ギュッと繋がれた手は熱くて離れる事なく…
「…私も…大好きだよ……」
お互いの息や鼓動が荒いのが一緒になって重なる…
響の手が魔法みたいに私の体をより熱く、荒くさせる…
「…あっ…ん……ひび…き…」
「…沙来ー……」
強く強く響を想った…
絶対離れないって…
心も体も全て響なんだって…
私には響しかいないんだから…
だから、
響も私だけを想ってて…
「大好きー……」
「大好きだー……」
私たちはようやく一つになれたー……
その嬉しさのあまり目頭がジーンとくる…
まだジンジンしてる体の箇所…
そのちょっぴり痛い部分さえも、私にはまた嬉しく感じられた…
響…愛してる……