あなただけのcolor
★ 沙来 ★



ピピピピ……



「う…う〜ん…」


ケイタイ目覚ましで起きる私。


体を起こして手をう〜んと上へ伸ばす。



「イタタ…あ、そっか…」


腕の包帯をもう忘れちゃってる私。


さてと…


ベッドから立ち上がろうとした瞬間、


ズキン…



「あっっ…」



昨日の出来事がふっと蘇る…

響との最高に甘くて幸せな時間…


この痛みが証拠。



「いってきまぁーす!」


いつも以上に朝からテンション上がる私に更にイイ出来事。


玄関開けると、そこに…



「おはよ、沙来!」


なんて朝日に負けないくらい眩しい顔で微笑む響がいた。


カ、カッコイイー……



「…えっ…と、響どぉーして…?」


「ん?一緒に学校まで行きたくて……っつーか早く会いたかったから…」


って少し照れたカンジで答える響は可愛くて抱き着いちゃった私。


腕やあの箇所の痛みも忘れたもん!




仲良く手を繋いで学校まで初登校です。









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