あなただけのcolor
ヒック…
ヒック…ック…
絶対に別れないんだって、大丈夫だって強い気持ちを抱きしめる腕に込めて…
しばらく沈黙だった…
「…響…私、信じてるし…別れたくないよ…一年待ってるよ…」
「…沙来」
「だから行ってきて…もっとカッコイイ響を見せて帰ってきて…」
「…おうよ!俺やるだけの事やって絶対イイ男になって戻ってくるよ」
泣いてた顔から私たちは見つめ合いながらやっと笑えた。
響は目が真っ赤だし、鼻水は出て子供みたいな顔してた。
響はいつも私を大きく優しく受け止めとめてくれてた。
私もそうなりたい。
大好きな響の事を大切にしたい…
何があっても大丈夫。
こんなにお互い想う気持ちが強いもん。
泣き笑いの二人は涙の味のキスをした。
この先決して離れないって誓いのキス。
そしてお互いの愛を強く確かめ手を離す事なく一つになったー……