あなただけのcolor
★ 響 ★



さすがにイヴはすごい人混みで小さい沙来は手を離すと一気に見失いそうだ。



こいつ、気付いてねぇな多分…



周りの男たちの目に。



っつーか、俺以外についていかせねぇし!


見向きもさせねぇ!


自信はある…はず…



俺だけの沙来だから…



そっと繋いだ手をポケットに入れた。


沙来の小さい手はすんなり入った。


俺の手の中に収まってる手はあったかくてゆっくり全身に伝わるみたいだった…




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