あなただけのcolor



何日か経った朝。



バタバタと女の子たちが騒がしく、違うクラスの子が入ってきたりで何か視線が感じる。



とその時、




バンッッ!




「沙来っっー!!」




あの可愛い友香がすごい顔で私に近付いてきた。


「バスケ部のマネージャーに選ばれたよっっ!!」



へっ??



まさか??



嘘。



信じられない。



なんで??



友香が可愛いからかも…




「やったぁーー!!!」



私たちは抱き合って跳び跳ねて喜んだ。


何故他のクラスの子が見てるかようやく気付いた。


そーだよね、なんて事ない私が選ばれたし。友香は分かるけど…


それでも理由はなくてもただ嬉しかった。


もちろん、授業は全く聞いていない。




早く、早く、すぐに体育館へ行きたい。





それしか思ってなかった。











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