あなただけのcolor
「部日記書くから待ってて。送るから…」
先輩は優しくそう言って書きはじめた。
私は一度にたくさんあった出来事をまだ整理できずにいた。
あの先輩に…
告白されて、
抱きしめられて、
キスされて…
頬だけど…
頬だけど有り得ない…
グルグル頭の中が回ってる。
まだ目は潤んでる…
ぼーっとしてる私に
「さて、帰ろ。」
「はっ、はいっ!!」
鍵をかけて、
先輩は手を引っ張ってくれた。
大きな手。
あったかい手。
ぎゅってしてくれた。
先輩、ずっとこれからも繋いだままでいて下さい。
大好き、先輩…
私、先輩で心の中が埋まっちゃてます…