年下ご主人様にご用心?!



「あの、一つ言わせてもらっていいですか?」




「なに?」




「早く学校に行ってくれません?今日、講義の前に勉強したいんですよ。」


そして
間があいてから…




「…やだ。」




…めんど。

なんなんだ
我儘だなぁ。




「…はぁ。」


と大きな
ため息をついて

翔太さんの前で
Uターンした。




講義を受けるために
私は大学に行く…!





「え?主人を置いてどっか行くわけ?」





「…。」


翔太さんのほうも見ずに
見事に無言でスルーする私。



「ありえなっ!」

後ろで
翔太さんの声。




< 13 / 16 >

この作品をシェア

pagetop