年下ご主人様にご用心?!
「!!!」
そこには、メイドの
咲(サキ)の姿があった。
「…んっ、ぉはょ…。」
「はぁ〜…」
私は深いため息をつく。
「翔太さん、咲?何をやってたんですか?」
2人に尋ねる。
すると咲が
「何って…それは、ねぇ?」
少し顔を赤らめて言う。
「…。」
呆れていると…
「お前、もうクビね。明日からこなくていいから。」
と翔太さんが
咲を指していう。
「…え?今なんて?昨日はあんなに愛してるって言ってくれたのに!」
と咲は
目に涙を浮かべている。
そんな彼女を無視して
布団から出てくる翔太さん。
「鞠香。」
「は、はい。」
いきなり話しかけられて
少し驚く私。
「今日の朝飯は?」
「…えっと…」
と朝のメニューを
伝えていると…
「…グスッ」
泣き声が聞こえて来た。