それでも世界はまわる -いつかの夢-
「ありがとう。慎吾くん、優しい」
おっとり微笑む美佳。
苦痛もやわらいできたのか、しかし慎吾はそれを向けられることに罪悪感があった。
「慎吾くんがおらんかったら壊れてたかも」
「僕がおらんかったら、こんなことならんかったのにね・・・」
「え・・・?」
ずっと考えていた。
カラオケボックスで美佳が汚れを落としている間、コンビニでりおんと口論している間、バスで美佳の寝顔を眺めている間。
僕のせいだ・・・。
「僕がカラオケなんか行かせたからいけんかった。全部、僕のせいだ・・・」
慎吾が消え入りそうに呟くのに、美佳は胸がつぶされそうだった。
「慎吾くん優しすぎる・・・。そんなに責めんで。うちまで悲しくなるわ・・・。守って、くれるんじゃろう?」
おっとり微笑む美佳。
苦痛もやわらいできたのか、しかし慎吾はそれを向けられることに罪悪感があった。
「慎吾くんがおらんかったら壊れてたかも」
「僕がおらんかったら、こんなことならんかったのにね・・・」
「え・・・?」
ずっと考えていた。
カラオケボックスで美佳が汚れを落としている間、コンビニでりおんと口論している間、バスで美佳の寝顔を眺めている間。
僕のせいだ・・・。
「僕がカラオケなんか行かせたからいけんかった。全部、僕のせいだ・・・」
慎吾が消え入りそうに呟くのに、美佳は胸がつぶされそうだった。
「慎吾くん優しすぎる・・・。そんなに責めんで。うちまで悲しくなるわ・・・。守って、くれるんじゃろう?」