それでも世界はまわる -いつかの夢-
午後になると学校を終えたりおんが来た。
勝手知ったる他人の家。
チャイムも鳴らさず上がり込んで、乱暴に部屋のドアを開ける。
「りおん君!? 来るなら言ってやー!」
パジャマのままだ。恥ずかしすぎる。
昨日のあのまま話してないし、どうすれば良いか分からず布団をかぶる。目だけ出すが、りおんはそれをはぎ取って
「よかった・・・もう会ってくれんかと思った」
床に座り、美佳の唇と寄せる。
「昨日はごめんね。僕も混乱しとって、美佳の気持ち全然考えてなかった」
「ううん・・・って! 何やってんの!」
りおんが布団にくるまってくる。
「消毒」
首に口付けしながらパジャマをめくっていくが、美佳は、心の奥にある僅かなわだかまりを感じていた。
結婚式まであと二ヶ月。
これがマリッジブルーってやつかな・・・。
* * *
勝手知ったる他人の家。
チャイムも鳴らさず上がり込んで、乱暴に部屋のドアを開ける。
「りおん君!? 来るなら言ってやー!」
パジャマのままだ。恥ずかしすぎる。
昨日のあのまま話してないし、どうすれば良いか分からず布団をかぶる。目だけ出すが、りおんはそれをはぎ取って
「よかった・・・もう会ってくれんかと思った」
床に座り、美佳の唇と寄せる。
「昨日はごめんね。僕も混乱しとって、美佳の気持ち全然考えてなかった」
「ううん・・・って! 何やってんの!」
りおんが布団にくるまってくる。
「消毒」
首に口付けしながらパジャマをめくっていくが、美佳は、心の奥にある僅かなわだかまりを感じていた。
結婚式まであと二ヶ月。
これがマリッジブルーってやつかな・・・。
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