それでも世界はまわる -いつかの夢-
「なーに恥ずかしがっとるん。お互いカラダ知ってる仲でしょ?」

ああ、そうだ。
入れ替わっていた時、申し訳ないながらお風呂に入ったんだった。きっと慎吾も緊張したに違いない。カラダ、知ってる仲なんだ・・・。

手を押さえられたが、それ以上抵抗する気にはならなかった。

自分を見守ってくれる優しい瞳。

ずっと、支えてくれたのは彼だったのかもしれない。

こんな風に思うのは酔ってるせいかな。

慎吾がゆっくりブラウスのボタンを外すと、美佳の白い肌があらわになった。

そのまま、とろけるように愛しあった。


   *      *      *

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