紺青のテネレッツァ
「もちろん仮説はこれだけやない。
この17日間‥いや、もう18日間か。上の連中も何もしてなかった訳やないからな」
「他にも聞いていいですか?」
「もちろんや、
18日間で上が調べたこと全部話す為に今此処におるんやから」
紀さんはゆっくりと椅子に腰を下ろして優しく微笑んだ
「その前に、君に名前をつけようと思うんやけど嫌か?」
「名前、ですか」
いきなりの質問に言葉がつまる
その驚きは、すぐに嬉しさに変わり胸を暖かくしていく
「お願いします」