紺青のテネレッツァ
聞きたい、知りたい。
でも‥真実を知るのは怖い。
ぐるぐると2つの感情が脳内を駆け回る
「“どうして?”
それはお前がアイツに――する為だからだ」
「え?」
大事な部分が聞こえず、思わず眉間に皺を寄せてしまう。
アイツとは誰だろうか、
僕はそいつをどうしたい?
「あぁ、今のお前にはまだ伝えれないことだったな。
今のお前に伝えられることは、
“記憶を取り戻したくば世界を知れ”これだけだ。」
「貴方は一体‥?」
「私か?私はお前たちの世界で言う神だ。」
相変わらず姿の見えない人は少し自嘲気味にそう答えた