紺青のテネレッツァ




「だって‥
あんまりにも真っ直ぐだから、どうして良いのか分かんなかったのよ」



父さんが加減なんてせずに
頭をグリグリ押すものだから
朔夜さんの顔が下に向き、表情が見えた



「あ、耳真っ赤‥」


「!?」


無意識のうちに呟いてしまった一言により、朔夜さんの耳の赤さは顔にも移ってしまう



照れているのかなんなのか、
いまいち朔夜さんが考えている事は分からなかったけど

ただただ、
嬉しそうだと言うことは伝わってきた



「えっと‥碧君、ありがとう」


「どういたしまし、て?」



何と返せば正解か分からなくて
疑問系になってしまった



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