雨の下で
「とりあえず俺はもう帰るよ。ついてくんなよー」
「あははっ、いくらなんでも着いていかないよ?」
じゃあね、と言って女は俺を視界から外した。
俺は東雲 響夜。
まぁ普通の会社に勤めていて、自分で言うのもアレだが仕事はできるほう。
これでも課長を勤めている。
まぁ、俺の話は追々話をしよう。
次の日、遅刻しそうになった。
そのため、俺は昨日通った通りがかる。
すると昨日のように街灯に寄り添っていた女の姿はなかった。