危ない保健医はサドだった
two
三
「誰ですか?」
保健室を覗くと白衣に
メガネの男が声をかけてきた
「別に」
「鮎河はなみさん?」
目を見開きあたしを見る
「…名前は?」
「あー…明希です」
保健室を見渡すと
【呂黒 明希 様】
と大きく書かれたノートが数冊
「呂黒?」
「明希です」
それなのに苗字を名乗らない
「はなみさん」
「鮎河です」
「はなみ」
「」
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三