危ない保健医はサドだった




「ねぇ…」



「ん?」



「あたし…ずっと此処にいたい…」


重たい目をシパシパ

させてた呂黒が「え?」と
起き上がる



「だめ?」


「駄目だろ」


「毎日ご飯作るよ?

掃除も洗濯も…」


「そぉ言う問題

ではないでしょ」


「じゃぁ、ここに帰ってきたい」


「一緒じゃないですか」


「だって…家に居たくない」


「喧嘩したんですか?」


「そぉじゃないけど…」


「仲良くないんですか?」

「…そんな感じ」


「駄目です」


「ケチ!」


「あのねぇ…私は教師で

はなみは生徒なんですよ?」


「教師って…保健医じゃん」


「そぉですけど…」


「…あたしが外で知らないオッサンに無理やり連れ込まれてもいいの?」




「それは、脅しですか…?」



「脅迫?笑」



「困りますけど…」


「いいじゃん!彼女とかいないんでしょ?」


「いませんけど」


「じゃあいいよね?」


「だめです」


「ケチ」


「私は、教育者なんですから、生徒と一緒に住むわけにはいきませんよ」


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