カラス君と黒猫さん









「ん、美味い」

「良かったよ」



俺は、いまさっき出来たばかりの親子丼を頬張る父さんを見て、顔が緩んだ。


自分も親子丼を食べる。




「父さんも一人暮らしでしょ。俺より料理上手そうだけど」

「んー・・・・・雑なモンしか作ってないからなぁ。須王みたいな丁寧な飯じゃないな。」

「まぁ俺もそこまでこだわったことないけど」




時刻は昼過ぎ。




食べ終わったら墓参りに行こうかな。









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