カラス君と黒猫さん










□ □ □



翌朝。



窓から射す容赦無い日光で目が覚める。


(あぁ・・・・、このまま寝てたんだ)



昨日のあのままの状態で、ソファから身を起こす。

欠伸をして、今何時かと時計を見遣ると。


(もう11時・・・・・・・・・。寝すぎた)



居間を見渡しても、父さんの姿は見当たらない。
そりゃそうか。お酒弱いのにあんなに飲んだんだから潰れるのも当然か。



机の上の空き缶やらを片して、床に転がっていた携帯を拾い上げる。




(着信が凄い・・・・・)


新着メールと、着信報告が待ち受け画面を敷き詰めていた。
友人と、知らないアドレスの人からも多々。


一応全てチェックして、一斉削除をする。




内容は、大体同じ。


無断欠席を3日もしたんだから、心配メールや冷やかしメール、どっちかだ。






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