カラス君と黒猫さん
(まぁでも、クリスマス黒猫さんと居るのも悪くない)
絶対女装なんてしてやらないけど。
「クリスマスに一人って何か寂しいよねー」
「今それ、俺も思った」
「まっ、今年はカラス君居るし寂しくないや」
口をもぐもぐさせながら、上機嫌そうにそう言う黒猫さん。
・・・パッケージの“ツナマヨ梅”には触れないで置こう。
「ねっカラス君?」
「・・・・・・・・・・拒否権ないの?」
「ん」
(・・・・わざとなのか、天然なのか・・・。黒猫さんって小悪魔だ)
「・・・・・・絶対女装しないからね」
「来てくれるんだ」
現在の俺の苦悩。
黒猫さんは恋愛に鈍感です。