カラス君と黒猫さん












強烈。








それは何故か俺には衝撃で。







“あんた、わざとらしい笑い方するんだね”



そんな事を、あんな可愛い顔のまま無表情で言い放たれた。








冷たい指先で触れられた頬が熱を帯びる。


自分の隠していた所を、あっさりと剥がされてしまったようで。






あぁ、分かった。


・ ・
アレが、みんな騒いでいた黒猫さんだ。






本能的にそう思った。


ねこ、って。










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